イーサリアムとPolygonの流動性向上へ Kyber Network、最大30億円超の報酬プログラムを発表

仮想通貨



2021-06-17 14:33:02

イーサリアムとPolygonの流動性向上へ

DeFi(分散型金融)における流動性のハブとして機能するKyber Networkは16日、流動性マイニングプログラム「Rainmaker」を行うことを発表した。

DeFiの基盤であるイーサリアム(ETH)と、イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Polygon」のネットワークにおける流動性を向上させるため、この2つのネットワークを介してKyber Networkに流動性を提供したユーザーに、総額で最大3,000万ドル(約33億円)の報酬を分配。その前提として、新たな流動性プロトコルである「KyberDMM」を、Polygonに拡張させることも決定している。

レイヤー2とは

レイヤー2とは、「2層目」のネットワークを指す。メインのブロックチェーンと区別するために使用される。

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Kyber Networkのチームは、2017年からDeFi領域に特化して開発に取り組んできた。Kyber Networkのようなプロジェクトが、イーサリアムのネットワーク上に構築された様々なプラットフォームに流動性を提供することで、DeFiのユーザーは、暗号資産(仮想通貨)の交換などをシームレスに行うことができる。

逆にユーザーは、誰でもKyber Networkのようなプラットフォームに、仮想通貨を預けて流動性を提供することも可能。今回発表されたRainmakerは、この流動性を提供する側のユーザーに報酬を与えるプログラムだ。2つの仮想通貨をペアで提供してもらい、対象のトークンペアに対し高い利回りを提供することで、KyberDMMの利用を促す狙いもある。

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