2021-06-18 17:25:00
著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス（Kraken Intelligence）は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
ベア（弱気派）が戻ってきた。仮想通貨市場は3日続落で4万ドルを再び割れ込んだ。仮想通貨の取引高は今年最低水準に落ち込んだ。5月の凄惨な調整相場を経験した後でしばらく保合い相場が続いており、多くの市場参加者は休止モードになっているのかもしれない。いよいよ夏が始まったことも背景にはあるだろう。
しかし、20日単純移動平均線から標準偏差±2の位置を示すボリンジャーバンドによると、ここ最近で上位と下位のバンドの差が縮まっているのが分かる。
ボリンジャーバンドとビットコイン 出典：Kraken Intelligence’s OTC Daily
歴史的に、上位と下位バンドの差が縮小した後、ボラティリティが復活してきた。歴史は繰り返すとはもちろん限らないが、過去数週間続く保合い相場がまもなく終わりを迎える可能性を考慮しても良いだろう。
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