資産運用最大手ブラックロック、ブロックチェーン導入を模索

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2021-06-19 09:40:21

ブラックロック、ブロックチェーン責任者を求人

資産運用会社のブラックロックは自社の投資支援サービスにブロックチェーン技術を取り込もうと模索している。新たな求人情報により明らかになった。

アラディン(Aladdin)はブラックロックがソリューションとして提供している投資の一元化プラットフォームで、ポートフォリオ分析から発注、パフォーマンス計測まで、投資プロセスを包括的にサポートする。

同サービスは創業時より自社開発が行われてきたとされるが、このたび新たに、ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)の責任者のポジションで募集を行っている。

その業務の内容は、「ブラックロックのアラディンプラットフォームに向けたブロックチェーン/分散型台帳技術における戦略・ロードマップの評価、開発、実装」などがある。ほか、様々なブロックチェーンプロトコル/プラットフォームを評価することも求められるという。

また、募集内容には次のように、トークン化(Tokenization)に触れる文言も含まれており、アラディンに限らず同社のブロックチェーン戦略をけん引する職となっている模様。

トークン化を含めブロックチェーン基盤のアーキテクチャが台頭する将来において、企業競争力の強化対策を主導する。

ブロックチェーン、環境問題は一つの鍵か

ブラックロックは運用資産残高が995兆円(21年3月末時点)と、世界最大の資産運用会社として知られている。

暗号資産について、ブラックロックのラリー・フィンクCEOは先月27日に「我々はビットコイン(BTC)のような暗号資産について学んでいるところだ」と発言していた。

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