暗号資産のスーパーサイクル:この先10年をいかに形づくるか【前編】

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2021-06-20 08:00:00
暗号資産のスーパーサイクル:この先10年をいかに形づくるか【前編】

「スーパーサイクル」論とは、一連の技術的、外的要因のために、暗号資産は大衆への普及目前だという大胆かつ曖昧な考えだ。しかし、一部の人にとって「スーパーサイクル」は、マーケットメーカーのためのマーケティング用語にしか過ぎない。他の人たちにとっては、市場は「上昇するのみ」だという夢を象徴するものだった。

暗号資産は新しい「FANG」

2021年は2014年の再来で、暗号資産は当時の「FANG」に当たる。2014年以来、フェイスブック、アップル、ネットフリックス、グーグル4社の「FANG」株は好調で、それらに投資することは、実際に上手くいく「採用しないとバカな投資戦略」だった。マクロが素晴らしい利益をあげてくれるなら、ミクロのテーゼを考える必要はない。

皆があまりマクロになり過ぎると、ある時点で、魔法が効かなくなる。しかしそれまでは、この投資テーゼを形容するとしたら、「大勢に従うことは、今どきの逆張りだ」とでもなるだろう。

暗号資産のスーパーサイクルは懐が深く、すべての人に参加して、競争するよう呼びかける。誰でもが成長の可能性のある競合であり、成功できる。誰でもツイッターで暗号資産への支持を表明し、ミリオネアになることができる。

ピーター・ティール(Peter Thiel)氏が、ビットコイン(

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