JPモルガン「ビットコインの弱気相場は継続」  機関投資家の買い意欲の薄さを指摘

仮想通貨



2021-06-26 13:44:21

ビットコイン、中国マイニング業界の影響は

JPモルガンのアナリストは投資家向けレターで、ビットコインの中期的な価格帯は23,000ドル(約250万円)から35,000ドル(約390万円)になると予測している。

この予想は、ビットコインと金のボラティリティ(価格変動率)比率から推定されているという。デジタルゴールドとも呼ばれるビットコインと金は比較対象として頻繫に取り上げられる。

現在、暗号資産(仮想通貨)ビットコインは弱気な相場が続いており、31,000ドルから40,000ドルの間を推移している。

弱気相場の要因の一つとされるビットコインのマイニングにおいて、中国で取り締まりが強化されていることについては、ビットコインにとって中・長期的にはポジティブであるとの見方を、JPモルガンのアナリストは示す。

中国におけるマイニング事業の取り締まりはビットコインのハッシュレートにおいて高いシェアからの脱却を加速し、集権性を低下させるため、中期的にはビットコインにとってプラスの要素と見なされる。

関連:ビットコイン市場に影響を及ぼす中国の仮想通貨規制、直近の動向まとめ

中国のマイナーについては、取り締まりを受け、北米やカザフスタンなどへ移動していることが報じられている。

マイニング

マイニングとは、ビットコインなどPoW通貨の取引を検証・承認する「採掘」行動のこと。

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