2021-06-26 14:29:37
欧州連合の仮想通貨規制案
昨年9月に発表された欧州連合(EU)の包括的な暗号資産(仮想通貨)規制案(MiCA=Market in Crypto Assets)に対し、いくつかの点で改訂が提案されたことがわかった。
スペインの経済紙Cinco Diasの報道によると、改訂案では、NFT(非代替性トークン)が規制の対象外となり、EU域内を対象に仮想通貨サービスを提供する企業は、拠点をEU加盟国内に置くことが求められる。それに伴い、規制当局による承認も必要となる。
事業の承認という面で、ブローカーなど仮想通貨投資サービス企業は「一から申請をやり直す」必要があるが、銀行に対して優先的に仮想通貨事業を認可する方針に今回、変更はなかった。
スペイン国内では、欧州中央銀行(ECB)とともに、同国の中銀であるスペイン銀行とスペイン証券取引委員会(CNMV)が、仮想通貨関連事業の監督を担うことになるという。
NFT除外の理由
NFTを規制の対象外とする理由として、改訂案では「これらの暗号資産は、市場で取引されたり、投機的に蓄財されたり、限定的に交換手段として使用されることがあるものの、容易に交換できるものではない」ためだと説明している。
NFT
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。アートや楽曲等の作品、ゲームのアイテム、スポーツ関連のコレクタブルなど、幅広い分野で適用が進んでいる。
▶️仮想通貨用語集
仮想通貨の定義
NFTを除外したことで再浮上するのが、仮想通貨の定義についての問題だろう。MiCAでは、暗号資産、ユーテリティトークン、資産参照トークン(Asset Referenced…
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