2021-06-30 11:50:26
コインベースがDeFi分野も重視
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、今後DeFi(分散型金融)分野に注力していく方針を発表した。新しいトークンの審査プロセス迅速化や、仮想通貨関連のアプリストアの提供、また事業のさらなるグローバル化などを検討しているという。
DeFi(分散型ファイナンス)
DeFi(分散型金融)とは、ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。
▶️仮想通貨用語集
コインベースCEOのBrian Armstrong氏は、6月30日に「コインベースにおける分散化の取り組み」というタイトルのブログ記事で、次のように説明した。
当社の中央集権型(CeFi)の製品は、今後も仮想通貨経済の成長において重要な役割を果たしていく見込みだ。しかし、非・中央集権的な経済もまた、大きな成長分野となるだろう。
新たなイノベーションが仮想通貨の世界で導入される中、ユーザーにそうした新製品や新機能へのアクセスを提供する大きな機会が訪れている。
Armstrong氏は、現在もっとも先進的なユーザーが使用している製品は、今後さらに一般的なユーザーにも広まっていくと予測している。
具体的な方向性としては、新しいトークンの審査プロセス迅速化、事業のグローバル化、仮想通貨関連のアプリストア設置を挙げた。
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