軟調なビットコイン、本日発表の米雇用統計に注目【仮想通貨相場】
2021-07-02 09:43:00
著者 中村健太郎 （なかむらけんたろう）FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外（シンガポール）では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
軟調な推移
昨日のBTC相場は軟調な展開。未明はソロスファンドがBTC購入を表明したことや、GalaxyDigitalノボグラッツCEOの「ETHが最大の暗号資産になる」との発言を受け上昇したETHに連れ高となり、BTCは35,000ドル（約390万円）付近まで上昇した。しかし、日中は日本株が軟調に推移したこともあり、下落に転じた。また、エルサルバドルでBTCが法定通貨として採用されたことを受け、日本政府がBTCは資金決済法上の外国通貨ではなく、これまで通り暗号資産に該当するとの見解を示したこともあってか、BTCは軟調に推移し、一時33,000ドル（約370万円）まで下落した。その後、SoftBankがブラジル最大の取引所メルカド・ビットコインに2億ドルを投資したことを受け、33,500ドル（約375万円）付近まで回復した。夜間のBTCは材料難の中軟調に推移するも、米株が底堅く推移していることもあり、33,000ドルではサポートされ、今朝方は同水準から33,500ドルのレンジで推移している。
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