2021-07-06 07:29:17
身代金をビットコインで要求
ロシア系と見られる犯罪集団「REvil」は、米IT企業カセヤが法人向けに提供しているソフトウェアにランサムウェア攻撃を行い、7,000万ドル(約77億円)の身代金をビットコイン(BTC)で支払うように求めていることが分かった。
今回の攻撃では、カセヤのソフトウェアを利用する企業のファイルが暗号化されるなどの被害が発生。もともと関与が疑われていたREvilが、身代金の要求に加え、100万以上のシステムを感染させたと5日に発表したと伝えられている。
のように見えます #REvil で7000万ドルを求めています $ BTC カセヤ復号器を公開する。 pic.twitter.com/0m7YhCclqb
—サトナムナラン(@satnam) 2021年7月5日
ランサムウェア攻撃とは
企業などのコンピュータを強制的にロックしたり、中のデータを勝手に暗号化したりして、元の状態に戻すことと引き換えに身代金を要求する行為。身代金の支払いに仮想通貨が利用される事例が多い。
▶️仮想通貨用語集
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ランサムウェア攻撃は最近頻発しており、米国では5月に石油パイプラインを運営するコロニアル・パイプライン社が被害に遭った。また同月末には、ブラジルの大手食肉加工企業JBSがランサムウェア攻撃を受けており、JBSへの攻撃もREvilが関与したと見られている。
関連:FBIがビットコイン身代金を回収 米パイプラインのサイバー攻撃事件を振り返る
コロニアル・パイプライン社に対する攻撃もロシア系の犯罪組織が行なったとされており、米バイデン大統領とロシアのプーチン大統領が先月首脳会談を行った際には、ランサムウェア攻撃も議題に上がった。その際、プーチン大統領はロシア政府の関与を否定している。
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