レンジが狭まるビットコイン、動き出しても不思議はないが、、、【仮想通貨相場】
2021-07-07 09:11:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
レンジが狭まる
昨日のBTC相場はもみ合い推移。33,000ドル(約365万円)でサポートされるとじりじりと値を上げたが、35,000ドル(約390万円)台で跳ね返されると、34,000ドル(約375万円)を挟んでの取引が続いている。BTCは月曜日のCME先物開始時に36,000ドル(約400万円)手前で跳ね返されると、ハッシュレートの90EH/s割れやバークレイズ銀のBinanceへの送金停止などもあり下落した。しかし、CMEの窓埋めがほぼ完了、Coinsharesの暗号資産ファンドフローが5週間ぶりにプラスに転じると33,000ドル台から反発、35,000ドルにワンタッチした。ところが中国人民銀行が北京市内で暗号資産関連ソフトサービスを提供している会社を摘発したと報じられると失速、Binanceがユーロでの入金を停止、更に連休明けの米株が下げて始まると33,000ドル台に下落。しかしFT紙が英ヘッジファンド・マーシャル・ウェイスの暗号資産参入計画を報じ、ハッシュレートも100EH/sを回復する中、34,000ドル近辺に値を戻している。
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