横ばい圏に戻ったビットコイン、今週の2大注目材料とは?【仮想通貨相場】
2021-07-12 08:17:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
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週末のBTC相場はもみ合い推移。32,000ドル(約350万円)台でサポートされると、週末は概ね33,000ドル(365万円)台での推移が続いた。BTCは、木曜日に6月後半から続いた三角持ち合いを下にブレークしたが、32,000ドル台でサポートされると金曜日には33,000ドル台に値を戻した。米株に続き日本株が下げて始まると一時32,000ドル台に値を下げたが、後場に同株が反発すると33,000ドル台を回復。海外時間に入り米株が大きく値を上げるとBTCも上昇していった。FRBが金融政策報告で暗号資産の価格上昇に触れたことやNYダウ、SP500、Nasdaqの3指標が揃って史上最高値を更新したこともあり34,000ドルにワンタッチ。一旦上値を抑えられたが、ハッシュレートが一時120EH/s台に上昇すると再び34,000ドルを付けた。しかし、G20財務相中銀総裁会議の共同声明で暗号資産に殆ど触れられず、ハッシュレートもピークアウトしたこともあり33,000ドルでの取引が続いた。朝方、CMEのBTC先物開始時間に向けて34,000ドル台半ばまで上昇している。
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