中国でのビットコインマイニング、炭素排出量を最小化する政策は?=Nature誌論文

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2021-04-08 11:15:53

マイニングの炭素排出量予測

著名科学雑誌Natureに中国におけるビットコイン(BTC)マイニングの炭素排出についての論文が掲載された。今後マイニングで発生する炭素排出量を予測し、それを最小化する政策のシナリオについても検討している。

この論文は、「中国におけるビットコインブロックチェーン運用の炭素排出フローと持続可能性に関する政策評価」というタイトルで、北京の中国科学院大学のShangrong Jiang氏他6名によって発表された。

論文によると、政策介入がなければ中国におけるビットコインブロックチェーンの年間エネルギー消費量は2024年に約297Twh(テラワット/毎時)でピークに達し、1億3,050万トン相当の炭素排出量が発生すると予想される。

この量は、チェコ共和国やカタールなどの国の二酸化炭素排出量(2016年の量)を超えるものだ。また中国の182の都市と42の産業部門と比べてもトップ10に入る規模になり、中国の発電による炭素排出量の約5%を占めるようになるという。

パリ協定による目標達成の障壁に

中国も、温暖化を防ぐための国際的な取り組みであるパリ協定を批准しており、2030年までにGDPあたりの炭素排出量を2005年比で60%削減することを目指す。こうした状況で、ビットコインマイニングによる排出量が、中国の削減目標に対して潜在的な障壁になっていると論文は指摘した。

ビットコインマイニングによる排出量がピークに達した時には、中国の主要な42の産業セクターの中で、10番目に大きな排出セクターになると予測される(2016年の各産業の排出量と比較)。



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