ハト派的なFRB議長証言を受けビットコインに2つの好材料【仮想通貨相場】

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ハト派的なFRB議長証言を受けビットコインに2つの好材料【仮想通貨相場】

2021-07-15 08:05:00
ハト派的なFRB議長証言を受けビットコインに2つの好材料【仮想通貨相場】

著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

議会証言はハト派

急落後、小動き

昨日のBTC相場は行って来いの展開。32,000ドル(約355万円)台でもみ合っていたが、31,000ドル(約340万円)台に下落。しかし、その後32,000ドル台に値を戻し、一時33,000ドル(約365万円)にワンタッチしている。BTCは前年同月比で約30年ぶりの高い水準となった米コアCPIを受け32,000ドル台に値を下げたが、Grayscaleとバンクオブニューヨークとの提携、米債入札不調による金利上昇・ドル買い、ブラジル初のETHのETF承認と強弱材料が交錯する中、もみ合い推移が続いた。しかし中国安徽省でのマイニングの全面禁止が伝わり、また日本株が安寄りすると、7月8日の安値32,100ドルを割り込み31,000ドル台へ下落。一旦FRB議長議会証言を控え下げ止まり、更にハッシュレートが100EH/sを超え一時120EH/sまで急回復すると、32,000ドル台に値を戻した。ブラックロックCEOが機関投資家の需要は小さいと発言したことで若干値を下げたが、議会証言テキストがハト派的な内容で早期の緩和解除が遠のいたとの見方が広がると一時33,000ドルまで回復した。

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