2021-07-15 16:59:00
著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
ここ1、2週間が仮想通貨市場にとって苦しい時期であったことは間違いがない。過去最高値からの50%マイナスだけでは許してくれないかのように、長引くレンジ相場が多くの投資家の忍耐力を試している。過去1週間、ほぼNFT銘柄だけが気を吐く展開だった。
夏の小康状態はいつまで続くのだろうか?
ビットコインのテクニカル分析によると、実はそう遠くない未来にボラティリティが高まる兆候が出ている。
ビットコイン/米ドル(1日)とボリンジャーバンド幅(BB width) 出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily
ビットコイン/米ドル(1日)のグラフを見てみると、5月中旬以降でビットコインは3万ドルから4万2000ドル付近で推移していたのが分かる。しかし、先日お伝えした通り、最近は3万ドルから3万5000ドルへとレンジ幅を縮小していた。
3万ドルが何回もサポートとして機能する一方、4万2000ドルのレジスタンスにはチャレンジできていない状況だった。