仮想通貨取引所BitMEX訴訟、裁判官が原告による「仮想通貨の基礎レッスン」提供を却下

仮想通貨



2021-07-15 13:05:59

仮想通貨のレッスンは必要ない

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所BitMEXに対する訴訟で、基本的な仮想通貨のレッスンを提供するという原告の申し立てを、裁判官が却下したことがわかった。法律メディアLaw360が報じた。

米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のWilliam H. Orrick判事は、原告であるBitcoin Manipulation Abatement LLC(BMA)の提案に対し、次のように述べている。

「原告は、仮想通貨に関する個別指導が裁判に有益だと考えているが、私はそうは思わない。原告は目下の課題、つまり、もっともらしい申し立てを行ったと私を納得させることに、重点的に取り組むべきである。」

デリバティブとは

デリバティブとは、仮想通貨や株式といった元になる資産から派生した金融商品のこと。

▶️仮想通貨用語集

訴訟内容と経緯

BMAは、BitMEXの元親会社であるHDR Global Trading Limitedとその幹部であったArthur Hayes氏、Ben Delo氏、Samuel Reed氏を、ゆすりや資金洗浄、また相場操作によって巨額の不正利益を得ていたとして、訴えている。Hayes氏ら3人はBitMEXの共同設立者である。

BMAがBitMEXに対し、初めて訴訟を提起したのは2020年の5月に遡る。BMA側の申し立ては、裁判所から繰り返し却下されており、今回が4度目の訴訟提起となる。

前回に原告の主張が却下されたのは今年3月だった。

関連:BitMEX、巨額マネロンや相場操縦で新たな訴訟に

BMA

原告であるBMAに関する公的な情報は限られているようだ。プエルトリコで登記され、法人登記簿に記載された取締役は、Pavel Pogodinという人物ということだけが明らかになっている。なお、Pavel Pogodin氏はConsensus…



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