軟調なビットコイン、各国の規制強化が重し【仮想通貨相場】

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軟調なビットコイン、各国の規制強化が重し【仮想通貨相場】

2021-07-16 08:00:00
軟調なビットコイン、各国の規制強化が重し【仮想通貨相場】

著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。

Review

規制の影響で軟調

昨日のBTC相場は軟調な展開。朝方に掛けては方向感に欠け、凡そ32,600ドル(約360万円)から33,000ドル(約365万円)のレンジでの推移が続いた。朝から日経平均が下落したこともあり、BTCも軟調な推移となり、32,400ドル(約355万円)付近まで下落した。海外時間に入り、イタリアの証券規制当局である国家証券委員会がBinanceに対し、同国内において投資サービスは認められていないと警告、中国の大手暗号資産メディア「コインワールド」がウェブサイトとアプリの提供停止を急遽発表するなど、各国の取締り強化の動きが見られ、BTCは31,500ドル(約345万円)まで下落した。その後、パウエル議長が上院銀行委員会での証言で、テーパリング(金融緩和の縮小)を行うのは時期尚早だとの見解を示したことによって、米国の景気回復の持続性を懐疑的に見る向きもあり、米株の上値の重い展開にBTCは31,200ドル(約340万円)まで下落、今朝方は31,500ドル前後での推移となっている。

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