ビットコイン、再び取締り強化の動きで3万ドル割れ【仮想通貨相場】
2021-07-21 08:26:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
3万ドル割れ
昨日のBTC相場は下落。未明のBTCは、軟調な米株に連れ安となる展開で、30,500ドル(約335万円)付近まで下落。朝方は米市場の流れを引き継いだ日経平均が軟調な推移となり、BTCも上値の重い展開となった。アジア時間に、大手メディアForbesが「ニュージャージー州の司法長官室の証券局が、同州に拠点をおくBlockFiに対して、一部のサービス提供停止を命令した」との内容の記事を掲載し、さらに同社CEOがTwitter上で事実を認めたことによって、BTCは大きく下落。大台の30,000ドル(約330万円)を割る展開となった。その後、100EH/sを割っていたハッシュレートが一段と下げたこともあってか、BTCは一時29,500ドル(約325万円)まで続落した。海外時間に入り、新型コロナウイルスの感染再拡大懸念や世界経済の先行き不透明感によって前日まで下落していた米株が、急反発して今年3月以来の上げ幅となると、BTCもやや切り返した。しかし、これまでサポートラインとして機能していた30,000ドルが、今度はレジスタンスラインとなり、2度トライするも上抜け出来ず、今朝方は29,500ドルから30,000ドルのレンジで推移している。
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