米国が他の国に遅れを取る事態に、仮想通貨ETFを巡ってSEC委員が懸念
2021-07-24 15:44:26
米証券取引委員会(SEC)のヘスター・ピアース委員は、米国が仮想通貨上場投資信託(ETF)の採用において、世界のほかの地域と比較して遅れを取ってしまうことを懸念している。
ビットコイン(BTC)のカンファレンス「The B Word」にオンラインで出演した際、ピアース氏は、カナダなどの他の国が既に仮想通貨ETFを取引している一方、米国はまだETFを承認するかどうかをまだ決定していないと指摘した。
「私たちがまだ承認しておらず、ほかの国々が前進しているような状況になるとは想像もしていなかった」
ピアース氏はまた、米国の規制当局が仮想通貨業界に一連の規則を従わせることによって、規制当局の権限を越えてしまう可能性があるという懸念にも言及した。
ピアース氏は、これまでも米国の仮想通貨規制についてそれが過剰になることを懸念しており、先月には厳格な規制がイノベーションを阻害してしまうと警鐘を鳴らしていた。
また過去には金融機関が仮想通貨分野に参入するにつれ、デジタル資産に関する明確なルールが必要になると訴えていた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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