持続可能性重視の米ビットコインマイニング企業Stronghold、100億円規模のIPOを計画 

仮想通貨



2021-07-28 15:10:13

石炭廃棄物による電力を活用

メータービットコイン(BTC)マイニング企業Stronghold Mining(ストロングホールド・マイニング 以下、ストロングホールド)は新規株式公開(IPO)で1億ドル(約109億円)を調達しようとしている。目論見書草案によると、ナスダック・グローバル市場に上場する計画だ。ストロングホールドは、自社で発電する環境に優しい電力を使用してマイニングを行っている。

同社が所有するペンシルベニア州のScrubgrass発電所は、石炭採掘の副産物である、環境に有害な石炭廃棄物を使用して発電を行う施設だ。石炭廃棄物中の毒素の大部分を除去し、肥料として使用できるフライアッシュ(灰の一種)も生成している。

ストロングホールドによると、同発電所はペンシルベニア州法で、大規模水力発電所と同等な代替エネルギー施設に分類されているという。また、次のように説明した。

当社は、エネルギーの生成と資産の管理を持続可能な方法で行うことに尽力しており、環境に配慮した運営に重点を置いた最初の垂直統合型仮想通貨マイニング企業の一つであると考えている。

簡潔に示せば、当社は21世紀の仮想通貨マイニング技術を用いて、米国で最も環境意識が無視されていた地域で、19世紀と20世紀に行われた石炭採掘が残したダメージを修復している。

ストロングホールドは、石炭廃棄物を浄化し、地元の土壌を改善してきた実績を有しているという。

垂直統合型

ビジネスの上流から下流のプロセスまでを一社で統合して行う事業モデルのこと。

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