投資アプリ米ロビンフッドのCEO、未登録でFINRAが調査へ

仮想通貨



2021-07-28 11:15:00

FINRA未登録の件でCEOを調査へ

有価証券や仮想通貨(暗号資産)の取引を提供する米Robinhood(ロビンフッド)のCEOは、金融規制機関FINRAのライセンスを取得していないとして、規制団体から調査要請を受けていることが分かった。

ロビンフッドのVlad Tenev CEOが、FINRAに登録していないことは以前から知られており、2月にCNN Businessに報道された経緯がある。

FINRA(フィンラ)

Financial Industry Regulatory Authority(金融取引業自主規制機構)の略。米金融業界の自主規制機関。米国で証券仲介を行う組織は加盟する必要がある。投資家保護や取引の透明性を確保するために規制を行っている。

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ロビンフッドは、27日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した文書の中で、企業のリスク開示情報も掲載。その中で次のように述べられていた。

2021年7月26日、RHF(Robinhood Financial)は、Tenev氏およびBhatt氏(共同創設者)がFINRAに登録していないことも含め、登録要件の遵守に関連する文書や情報についてFINRAの調査要請を受けた。当社は、この問題を精査しており、調査に協力する。

登録義務があるか議論も

ロビンフッドに属する組織の中でも、ブローカー・ディーラーであるRobinhood Financialとクリアリング・ブローカーであるRobinhood SecuritiesはFINRAに登録されている。

背景として、FINRAは会社だけではなく、原則的に当該企業のCEOにも登録を求めている。目的としては、そうした個人が必要なトレーニングを受け、市場の仕組みを詳しく学ぶことで、諸問題を回避することがある。

ただ、ブローカーディーラーを所有している親会社のCEOについては、登録が必須となっている訳ではない。Tenev氏は、Robinhood FinancialとRobinhood…



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