バンカメとコインベース、Paxosに出資──PayPalも利用する暗号資産インフラ

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2021-07-30 06:30:00
バンカメとコインベース、Paxosに出資──PayPalも利用する暗号資産インフラ

米金融大手のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)と、暗号資産取引サービス大手コインベースのベンチャーキャピタルが、ブロックチェーンを活用した事業者向けのデジタル資産取引インフラを開発するPaxosに出資した。

ニューヨークに本社を置くPaxosは4月に、3億ドル(約330億円)の調達ラウンド(シリーズD)を発表していたが、同社は29日、同ラウンドにバンカメとコインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)、大手ベンチャーキャピタルのファウンダーズ・ファンド(Founders Fund)、FTXが参加したことを明らかにした。

シリーズDラウンドをリードしたのはOak HC/FTで、Paxosの4月発表時点の評価額は24億ドル(約2640億円)。Paxosはこれまでに5億4000万ドルを超える資金を調達してきた。

Paxosはブロックチェーンを活用した幅広いインフラサービスを開発してきており、送金・決済大手のペイパル(PayPal)は暗号資産(仮想通貨)の取引サービスにおいてPaxosのインフラを利用している。

また、Paxosはブロックチェーンを利用した「Paxos Settlement Service」を開発し、株取引の決済を取引の同日に行うことを可能にしている。同社によると、バンカメも同サービスのユーザーリストに入っている。スイス金融大手のクレディ・スイス(Credit Suisse)や、フランス大手のソシエテ・ジェネラル(Societe…

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