元ソース<ビットコイン、先週は3カ月ぶりの急上昇──供給量逼迫は上昇サインか
2021-08-03 09:15:55
ビットコイン(BTC)は先週、この3カ月間で最も急激な上昇を記録した。供給サイドの弱さが再燃していることを示すブロックチェーンのデータはさらなる上昇を予想している。
ヨーロッパ最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所ビットスタンプ(Bitstamp)のデータによると、8月1日までの7日間でビットコインは4月最終週以来の12.4%上昇。7月、ビットコインは18.4%上昇となり、3カ月間の連続の下落が終わり、月末には4万ドル付近で取引された。
出典:TradingViewデータサイトのグラスノード(Glassnode)のデータを見ると、ビットコインの非流動的供給量、すなわち非流動的な保有者(=長期保有者)の残高は5月に価格動向から離れた動きとなったが、再び保有心理の高まりを示している。週末には過去最高の144億4700万BTCに達した。
「最強の長期保有者が持つビットコインの量は、落ち込みを回復し、(過去最高まで)上昇した。これはきわめて強気だ」とMoskovski CapitalのLex Moskovski氏はツイートした。
この数字は投資家が再び長期保有を開始し、市場に出回るビットコインの供給量が減っていることを示している。
現在のビットコイン供給量は1877万BTC、上限の2100万BTCの89%にあたる。だがグラスノードによると、投資家が買い進めていることなどから実際に取引可能なビットコインの量ははるかに少ないという。
ビットコイン、先週は3カ月ぶりの急上昇──供給量逼迫は上昇サインか