露裁判所、仮想通貨取引を行っていた顧客の銀行口座凍結を不適切と判断

仮想通貨



2021-08-04 10:55:20

ロシア貯蓄銀行がユーザーの口座凍結

ロシアの裁判所が、大手銀Sberbank(ロシア貯蓄銀行)に、暗号資産(仮想通貨)取引を行っていた市民の口座に課されていた制限を不適切と判断、解除するように命じたことが分かった。

本件は、スベルドロフスク州に住むPavel Rと名乗る原告がロシア貯蓄銀行を被告として起こした裁判に関わるものである。

訴訟の経緯

経緯として、原告はロシア貯蓄銀行が発行した口座とカードを保有しており、リモートバンキングサービスも利用していた。2020年5月から8月にかけて、Pavel R氏は、他の個人から定期的にその口座に送金を受け取り、そのお金を引き出していた。

ロシア貯蓄銀行は8月、これらの取引を不審なものとみなし、マネーロンダリングに関与することを防ぐために、Pavel R氏の口座とカードを凍結した。また、同氏に対して、資金の出所や実行されている取引の意味を説明する書類の提出を求めた。

ロシア貯蓄銀行(Sberbank)

ロシアの最大手銀行。1841年にロシア皇帝のニコライ1世によって設立された貯蓄銀行を起源とし、ロシア国民の間で広く利用されている。

▶️仮想通貨用語集

これを受けてPavel R氏は必要な書類をすべて提出し、問題視された入金は同氏が仮想通貨取引所でビットコイン(BTC)を売却したことに関わるものであったことを説明。しかしその後も、ロシア貯蓄銀行は、Pavel R氏のカードやリモートバンキングサービスを凍結し続けていた。

このため、Pavel…



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