ロンドン実行でビットコイン上昇、次の注目は雇用統計【仮想通貨相場】

2021-08-06 08:00:00

著者中村健太郎（なかむらけんたろう）FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外（シンガポール）では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。

Review

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イーサリアム大型アップデート実行
1. Outlook

イーサリアム大型アップデート実行

昨日のBTC相場は堅調な推移。未明はADP民間雇用統計が予想対比で下回ると、テーパリング（金融緩和縮小）への警戒感が後退しへの警戒感が後退し、BTCは39,000ドル（約430万円）まで上昇した。朝方はイーサリアム大型アップデート（ロンドン）を控えたETHが2,700ドル（約30万円）を超え、BTCも連れ高となり、40,000ドル（約440万円）付近まで続伸した。その後、日経平均が後場になって下げに転じたことや、中国当局によるIT関連企業への規制強化によって同国株が軟調に推移したこと、また、イーサリアム大型アップデートを目前に控え、やや調整の売りが入ったことを受け、BTCは一時37,500ドル（約410万円）まで下落した。昨晩21時半頃にイーサリアム大型アップデートが無事に実行されETHを中心としたDeFi銘柄が大きく上昇、それに連れ高となりBTCも急反発した。また、米企業の決算発表や米新規失業保険件数の結果を受け、米株が反発、Nasdaqは史上最高値を更新したことも、BTCを後押しする材料となり、41,000ドル（約450万円）まで上昇、今朝方も同水準で高値圏での推移が続いている。