660億円を流出させたハッカー、返却を開始──ホワイトハッカーか

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2021-08-11 21:50:20
660億円を流出させたハッカー、返却を開始──ホワイトハッカーか

DeFi(分散型金融)プロジェクトのPoly Networkから約6億ドル(約660億円)を流出させたハッカーが返却を開始した。

ハッカーのポリゴン(Polygon)アドレスは協定世界時(UTC)11日8時46分にPoly Networkが設定したウォレットにUSDコイン(USDC)で1万ドルを送信し、15分後にさらに100万ドルを送信した。

バイナンス・スマート・チェーン(Binance Smart Chain)では、UTC9時49分にビットコイン(BTC)に連動した暗号資産BTCBで110万ドルを返却。イーサリアムでは、UTC10時54分にステーブルコインのFeiで62万2000ドルを返却、その5分後には柴犬コイン(SHIB)で200万ドル強を返却した。

Poly Networkが10日にハッキング被害と、ハッカーに関連するウォレットアドレスを発表したとき、そこには複数の暗号資産で約6億ドルが保管されていた。ハッカーがお金を戻す準備が整ったと言った時点では4億ドル弱が残っていた。

脆弱性を明らかに?

11日、ハッカーはお金を戻す準備はできているが、Poly Networkと連絡を取ることができないと述べ、マルチシグウォレットを要求。Poly Networkは、ハッカーが使っていた3つのブロックチェーンであるイーサリアム、バイナンス・スマート・チェーン、ポリゴンのウォレットを用意した。

Poly Networkの関連会社Neoと提携している東京のブロックチェーン開発会社O3…

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