時価総額2兆ドル回復、ビットコインは一時48,000ドル【仮想通貨相場】
2021-08-17 08:51:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
48,000ドルまで
昨日のBTC相場は上昇後、反落。週末に48,000ドル(約525万円)にワンタッチした後値を下げていたが、46,000ドル割れ(約500万円)でサポートされると、再び48,000ドルワンタッチするも反落。またも46,000ドル割れでサポートされるなど高値圏でのもみ合いとなっている。BTCはジャック・ドーシー氏がTwitterでのBTC決済に意欲を示したことや暗号規制ガイドラインを作成し規制範囲を限定する米財務省の動きが報じられ48,000ドルにワンタッチしたが、日本初のODLなど好材料が続いたもののそれまで上げ渋っていたXRPが大きく上昇、対BTCでも値を上げる中、BTCの上値は重くなった。しかし46,000ドル割れでサポートされるとCMEのBTC先物開始前直後に上昇、ウォールマートが暗号資産戦略を担う人材を募集しているとの報もあり48,000ドルまで続騰した。しかし1週間で5割以上上昇したXRPが下落に転じるとBTCも上値が重くなり、海外時間に入り米株が値を下げて始まると46,000ドル近辺まで下落。その後、米株が切り返すもBTCは戻り切れず46,000ドル割れとなったが、XRPの反発もあり46,000ドル台に値を戻している。