元ソース<コインベース:三菱UFJが決済パートナーに──日本で販売所取引サービス開始
2021-08-19 10:00:00
米暗号資産(仮想通貨)取引サービス最大手のコインベース(coinbase)は、現地法人を通じて日本事業の準備を進める中、三菱UFJフィナンシャルグループとサービスの一部で提携することに合意した。約30の暗号資産交換業者がシェア争いを続ける日本市場に、北米メジャーが本格参入する。
コインベース(日本)は19日、三菱UFJとの決済パートナーシップの締結と、暗号資産の販売所取引サービスの開始を発表した。同社は今年6月、金融庁に暗号資産交換業者としての登録を完了している。
販売所取引(売買):コインベースなどの取引所が相対となる暗号資産の取引。客同士が行う取引は取引所取引(売買)という。
今回の提携を通じて、三菱UFJ銀行で口座を保有するユーザーはインターネットバンキングを通じて、コインベースのサービス上で法定通貨をコインベースの口座に簡単に入金できるようになる。
三菱UFJは2016年に、傘下のベンチャーキャピタルを通じてコインベースに出資している。2社は、コインベースの知見と技術を生かした国際送金などを含む広い分野での連携を模索してきた。
また、コインベースは今後、暗号資産の取引経験が豊富なユーザーを対象にしたモバイルアプリ「Coinbase Pro」のサービスを日本市場でも展開していく。さらに、機関投資家向けの「Coinbase Prime」サービスの開始も検討する。
ナスダック上場からさらに事業拡大
コインベース:三菱UFJが決済パートナーに──日本で販売所取引サービス開始