2021-08-23 20:15:54
USDCの裏付け資産ポリシー変更へ
米CircleとCoinbase設立のコンソーシアム米Centre社は22日、裏付け資産(準備金)を公開したステーブルコイン「USDC」を巡り、裏付け資産を現金と短期米国債のみに限定する方針を発表した。21年9月以降から、裏付け資産を順次移行する方針を示している。
USDCとは
米ドル価格と1:1の価値となるように発行されているステーブルコイン。ステーブルコインの中では、テザー(USDT)に次いで2番目に多い流通量を誇る。
米Circle社と大手仮想通貨取引所コインベースによる共同事業体「Centre」が発行する。
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Circle社は21年7月下旬に初めて裏付け資産の割合を公表。データは5月末時点のもので、レポートでは以下の比率で裏付け資産が保有されていることがわかっていた。
報告書は同社の監査を行なった大手会計事務所のGrant Thorntonが発行した。
現金と現金同等物:61%
譲渡性預金:13%
米国債:12%
コマーシャルペーパー:9%
社債:5%
地方債とエージェンシー債:0.2%
Circle社が、USDCの裏付け資産の内訳詳細を公表したのは初の事例だった。これまでコインベースなどのサイト上では「米ドルを1:1で担保資産とするステーブルコイン」と紹介されてきたが、同報告書では米ドルなどの現金以外の資産も含まれていたことから、一部コミュニティでは物議を醸していた。
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今回の対応
Circle社は、21年9月までにUSDCの裏付け資産を全て現金と米国短期国債として保有する方針を発表。「これらの変更は迅速に実施されており、Grant Thorntonによる今後の監査に反映される予定である」とした。
これを受け、CoinbaseのEmilie…
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