2021-08-26 08:10:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
49,000ドルに戻す
昨日のBTC相場は続落後、反発。月曜日に50,500ドル(約555万円)近辺で上値を抑えられると、じりじりと値を下げていたが、昨日47,000ドル(約515万円)でサポートされると、49,000ドル(約540万円)近辺まで値を戻している。5万ドルに到達した達成感や今晩から始まるジャクソンホール会議への警戒感、また金曜日に期日を迎える5万ドルのオプションストライクの影響などもあり上値を抑えられると、火曜日に5万ドル再トライに失敗、48,000ドル(約530万円)割れまで値を下げた。Bloombergのアナリストが年内のBTC ETF承認の可能性を指摘し、CITIがBTC先物を準備していると報道じられると一旦は下げ止まったが、米下院がインフラ法案の暗号規制を修正せずに採決する方針と報じられると47,000ドル近辺まで下落した。しかし、暗号規制の報告対象については米財務省がガイドラインで限定するとの見方もあり下げ渋ると、難易度調整が+13%と3回連続のプラスとなり、前後してハッシュレートも反発、49,000ドル台まで回復している。