2021-08-27 17:08:00
著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
26日(UTC時間)の仮想通貨市場は、主要仮想通貨25種の中でソラナ(SOL)のみがプラスだった。ソラナは、NFTのプラットフォームとしてイーサリアムの最大の競争相手、もしくは「イーサリアム・キラー」と呼ばれている。
主要仮想通貨25種の推移(26日) 出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily
ソラナのブロックチェーンを基盤にしたNFTプロジェクトは、イーサリアムと異なり、高いガス代(手数料)を気にする必要がない。また、イーサリアムの「クジラ」と呼ばれる大口投資家によるコレクションの買い占めを心配しなくてもよい。
先週、デジタル資産系のプロダクトに流れた2100万ドルの資金のうちソラナは710万ドルを占めていたというデータもある。24日には仮想通貨ファンドOsprey がソラナ投資信託の立ち上げを米証券取引委員会(SEC)に申請した。NFT関連プロジェクトのホスト先として、「脱イーサリアム入ソラナ」が進んでいる可能性がある。