USDCの運用機関Centre、ステーブルコインの世界ネットワーク構築を目指す

仮想通貨



2021-08-31 14:20:30

グローバル化のための新チーム結成

米ドル建てのステーブルコインUSDCの発行規格を統括する『センター(Centre)』は30日、世界レベルでデジタル通貨と関連サービスを促進する新たなチームを発表した。

センターは決済企業の米サークル(Circle)社と米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースによって設立された、ステーブルコイン発行のための規制と運用の枠組みを提供する標準化組織。USDCのガバナンスや技術関連ロードマップ、オープンソース化などに貢献している。

オープンソースで構築されるUSDCは、センターが定めた報告及び審査要件を満たすことで、適格とみなされた金融機関やフィンテック企業が発行可能な会員制度をとっていることが大きな特徴だ。

新チームは、最高商務責任者、最高リスク・コンプライアンス責任者、最高財務責任者などの幹部を含む6人から構成される。今後数年間で規格の調和とサポートに取り組み、会員の拡大を目指すという。

USDCとは

USDCは米ドルを1:1で担保資産とするステーブルコイン。価値は1ドルと同じように推移する仕組み。コインベースとサークル社の共同事業体「Centre」によって発行される。ステーブルコインの中では、テザー(USDT)に次いで2番目に多い流通量を誇る。

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グローバルネットワーク構築へ

センターは公式ブログで、現在、会員制度とオープンソースの枠組みを活用することで、世界中の様々な金融機関がUSDCを発行することが可能だと回答している。そして、将来的には、センターが「世界中のどの通貨圏からでも参加できるグローバルなスキームとなること」を期待しているという。

昨年12月にセンターのCEOに就任したDavid…



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