2021-09-04 08:00:33
仮想通貨市場の過熱
米金融大手JPモルガンチェースは1日、暗号資産(仮想通貨)市場が過熱してきているとの見解を示した。ストラテジストの分析を入手した海外メディアが報じた。
個人投資家が夏に、記録的なペースで投資を行って株価を上げたことを報告するとともに、仮想通貨市場も再び過熱しているように見えると指摘。特にアルトコインの価格が上がり、市場における取引のシェアを広げていることに注目している。JPモルガンチェースのストラテジストは、現在の仮想通貨市場は「フロス」だとした。
フロスとは
英語表記は「froth」で、「小さな泡」という意味。バブルほど弾けるリスクは大きくない過熱感を示す場合に利用される。
▶️仮想通貨用語集
最近の仮想通貨市場では、アルトコインが値を上げていることが顕著だ。イーサリアム(ETH)は再び40万円を超え、過去最高値(ATH)を視野に入れた。大型アップグレードを完了したことや、DeFi(分散型金融)とNFT(非代替性トークン)の需要が増加していることなどが要因と見られている。
関連:仮想通貨イーサリアム約3ヶ月ぶり40万円台に、過去最高値も視野
同じようにNFT取引の活発化などの要因で、ソラナ(SOL)は過去最高値を更新。『CoinGecko』のデータによると、ここ1カ月で320%超の上昇を見せている。
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