米IRS、仮想通貨の税務報告に関するガイダンスを優先へ

仮想通貨



2021-09-11 13:29:42

IRSが優先して取り組むガイダンスを発表

米内国歳入庁(IRS)は9日、2022年にかけて暗号資産(仮想通貨)の税務に関するガイダンスへの取り組みを優先する意向を改めて表明した。

IRSは、2021年7月1日から2022年6月30日までの会計年度について、優先するガイダンスの計画書を発表。米財務省(IRSの上位機関)のリソースを配分する上で優先順位の高い193のガイダンスプロジェクトを列挙している。

こうしたガイダンスを発行すべきプロジェクトの1つとして、「税務管理」の部門で「§6045に基づく仮想通貨の報告に関する規制案」も取り上げられた格好だ。計画書はガイダンス名を箇条書きで示すものであり、具体的に、規制案の内容がどのようなものになるのかは示されていなかった。

IRS(米内国歳入庁)とは

アメリカ合衆国の政府機関の一つ。米財務省に所属する組織で、連邦税に関する法的執行や徴収を行っている。日本では国税庁に相当する。

▶️仮想通貨用語集

IRSは、実際に個々のガイダンスを作成する時には、広く意見を募りたいとして次のように述べている。

ガイダンスは、その規則の対象となる納税者や実務家の見識や経験を反映してこそ、うまく機能するものにできる。このため、年度中にガイダンスを作成する際には、引き続き意見や提案を寄せてほしい。

なお、計画書に記載されたプロジェクトは、IRSが重点的に取り組むべきものだが、特にガイダンスを発行する期限は定められていない模様だ。

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