2021-09-14 12:04:20
ビットコイン相場と金融マーケット
14日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+0.21%の45,050ドルで推移している。
一見すると前日終値ベースでこそ大きな変動はなかったように映るが、昨晩はライトコイン(LTC)価格が一時前日比30%以上急騰、その直後に急落するなど乱高下した結果、ビットコインなど仮想通貨市場のボラティリティにも影響を及ぼし、投資家が振り回される場面(上図:①)があった。
背景には、「大手マーケットチェーンの米ウォルマートが、10月1日からデジタル通貨決済を受け入れる予定」との誤情報がプレスリリースで流され、それを一部の米大手メディアが拡散。直後にフェイクニュースだと判明したことで、市場が振り回されたことがある。
ブルームバーグTVに出演したライトコイン開発者のチャーリー・リー氏は、今回の件について、ライトコイン財団を含めた一切の関与を否定した。風説の流布、及び相場操縦など金商法上の違法行為に該当する疑いがあり、今回不正利用された配信プラットフォーム側は、「厳正な措置を講じる予定」としている。
なお、デリバティブ(金融派生商品)市場では、7日の暴落局面で35億ドル相当のレバレッジポジションが一掃されたが、Bybtのデータによれば、現時点でも150億ドル相当の先物OI(未決済建玉)が残存する。
取引所別では最大手バイナンスの32.5億ドルを筆頭に、FTXが22.4億ドル、Bybitが19.8億ドル、Okexが15.5億ドルと続く。
このOI数は、短期間で半値水準となる1BTC=30,000ドル前後で低迷していた6〜7月の平均値よりも20%ほど高い水準であり、強気の見立ては剥落し切ってはいないとの見方もできそうだ。
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