中国恒大問題で下落のビットコイン、軟調地合い続く【仮想通貨相場】
2021-09-21 08:10:00
著者 中村健太郎 (なかむらけんたろう)FXcoin 所属
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。
Review
中国恒大問題で下落
週末のBTC相場は大幅に下落する展開。金曜日から日曜日にかけては、凡そ47,000ドル(約515万円)から49,000ドル(約535万円)のレンジで推移した。中国恒大問題で株式市場が軟調に推移する中、BTCも上値が重たかったが、PayPalの英国で暗号資産の売買サービスを開始や、米BakktのNY証券取引所上場といったポジティブな材料もあり、大きな値崩れはなかった。しかし昨日は、中国恒大問題によって株式市場が崩れリスクオフの展開となり、BTCも大幅に下落。中国恒大の株価が一時2割程度下落、香港株式市場全体も軟調な推移となり、BTCは46,000ドル(約500万円)を割る展開となった。その後、エルサルバドル政府が150BTCを買増したと報じられ、一旦下げ止まったかに思われたが、海外時間に入ると欧州株も下落、BTCも続落し、45,000ドル(約490万円)を割り込んだ。さらに米株式市場が株が大幅下落で開始すると、BTCも一時43,000ドル(約470万円)を割る水準まで続落、今朝方も43,000ドル台での軟調な推移となっている。