ビットコイン、21日早朝の安値から回復──市場の関心はFOMCに

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2021-09-21 21:45:46
ビットコイン、21日早朝の安値から回復──市場の関心はFOMCに

ビットコイン(BTC)は、マクロ環境が不透明ななかで株式市場の後を追い続けており、ゴールドのような安全資産であるという一般的なストーリーと矛盾しているようだ。

ビットコインは21日早くの1カ月半ぶりの安値4万200ドルから4万3000ドルまで回復している。ヨーロッパの主要株価指数は、中国の不動産市場と世界経済への影響に対する懸念が残るにもかかわらず上昇している。

中国の不動産大手・恒大集団が債務不履行に陥るのではないかとの懸念が20日、世界中の市場を揺るがし、ビットコイン(BTC)やS&P500などは下落した。

恒大集団の許家印・董事長は20日、12万5000人の従業員に対して、同社は間もなく「暗闇から抜け出す」と述べた。同社は23日に8350万ドル(約91億5000万円)、29日には4750万ドル(約52億円)の利払いが迫っている。デフォルト(債務不履行)になれば、リスク資産が再びパニック売りとなる可能性がある。

テーパリングの可能性

また一部の専門家は、今後始まる財政支出の削減が経済減速につながり、リスク資産を圧迫するのではないかと懸念している。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、10月中旬から11月中旬にかけて米政府は資金が枯渇し、債務上限に達する可能性があるという。

ジャネット・イエレン米財務長官は、債務上限の引き上げを改めて求め、それができなければ歴史的な金融危機を引き起こすかもしれないと警告した。

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