2021-09-30 15:54:05
仮想通貨特化型のVCファンド設立へ
SBIホールディングス傘下のSBI Ven Capital社は30日、デジタル資産銀行Sygnum、欧投資企業Azimutグループとともに最大7,500万ドル(約84億円)規模のベンチャーキャピタル(VC)ファンドの設立を発表した。
新たに設立されたファンドの企業名は、Variable Capital Company。本拠地はシンガポールに置く予定で、仮想通貨・ブロックチェーン業界の見識を持つ3社の経験を併せることで、スタートアップ企業へ投資。適格投資家にブロックチェーン企業への出資機会を提供していく。
投資対象はプレシリーズA、またはシリーズAの仮想通貨・ブロックチェーン企業となる。DeFi(分散型金融)ソリューションや規制当局の監視ツール、またはブロックチェーン開発を行う企業への出資が主な投資戦略だという。
事業を立ち上げる
SBI Ven Capital社は国内大手SBIグループの100%小会社。アジアのフィンテック企業に出資するベンチャーキャピタル企業で、同国の中央銀行であるシンガポール金融管理局(MAS)から資本市場サービス(CMS)ライセンスを取得している。
Azimutは欧州の資産運用企業。親企業のAzimut Holdingはイタリア証券取引所に上場しており、欧州やアジア、アメリカなど世界各国に拠点を置く。
Sygnumは、世界初とされる仮想通貨に特化したデジタル資産銀行で、スイスとシンガポールに拠点を置く。自社株をブロックチェーン上でトークン化した経歴があり、スイスでは銀行ライセンスを有するほか、シンガポールでも資本市場サービス(CMS)ライセンスを取得している。
新たな仮想通貨VCファンドであるVariable Capitalの設立について、SBI Ven Capitalの林…
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