イラン、仮想通貨マイニング再開を許可 ｜ 電力不足による禁止措置を解除
2021-10-01 16:14:45
イラン政府は、今年5月にロウハニ前大統領によって課された仮想通貨マイニング禁止措置を解除し、操業再開を許可した。
イランでは、電力需要のピークとなる夏の時期に、国内で消費される電力を確保することを目的として、マイニングの禁止措置を実施していた。
イランでは夏の猛暑を受け、広範囲にわたって停電も発生した。イランでは今年摂氏49度の気温も記録した。
Middle East and Central Asia are under the harshest heat wave in history for this time of the year. In #Iran 51.0C at Omidieh,50.1C at Abadan,45.5C at Bam (920m asl). In Turkmenistan 46.7C Uchadzhi,in Uzbekistan 44.7C at Termez,in Tajikistan 43.7C at Isambaj (563m). pic.twitter.com/AQ5bpt93vM— Extreme Temperatures Around The World (@extremetemps) June 5, 2021
イランでは大統領選挙を経て、ロウハニ氏からライシ氏に交代。夏の電力需要期も過ぎたことから、仮想通貨マイニング措置が解除された。
世界の仮想通貨マイニングの4.5％から7％がイランで行われていると推定されている。天然ガスなどの資源が豊富なイランでは世界の中でも電気料金は低い水準にあることが、マイニング産業を後押ししている。
また米国からの経済制裁を回避する手段として、イランがビットコインマイニングに好意的な姿勢を取っているとの指摘もある。ブロックチェーン分析企業Ellipticは、イランがビットコインマイニングから年間10憶ドルの収益を上げていると
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