トンガ王国の貴族議員、ビットコインの法定通貨法案を準備中か

仮想通貨



2021-10-04 16:27:29

トンガでビットコイン法案準備中

ビットコイン推進派として知られるトンガ王国のFusitu’a貴族代表議員が、エルサルバドルのように暗号資産(仮想通貨)を法定通貨として認める法案を準備していることがわかった。オーストラリアのABCニュースが報じた。

トンガ王国は、南太平洋に位置する人口約10万人の島嶼国。面積も東京都の3分の1程度で、GDPの40%が海外送金から成り立っていることから、Fusitu’a貴族議員は、「ビットコインを受け入れるには適している」と語る。

また、トンガなど太平洋諸国に多い新興市場では既存金融への依存性が強いため、仮想通貨の恩恵を最も受けやすいと言及。仮想通貨を導入することで送金コストの削減効果や決済時間の短縮が期待できると指摘した。

ビットコインへの支持を示す反面、上場していないアルトコインなど投機性の高いブロックチェーン・プロジェクトへの誘惑も強まるリスクがあるとの懸念も示しつつ、「ブロックチェーン技術は試験的なものではなく、先駆的である」と捉え、仮想通貨の導入が太平洋地域の発展における大きなカギになると抱負を述べている。

エルサルバドルに触発

Fusitu’a貴族議員が最初に同国でのビットコイン導入を示唆したのは、エルサルバドルのビットコイン法(Ley Bitcoin)可決直後だった。

(ビットコインの法案は)本国への送金を容易にする。これは雇用創出と金融包摂につながるだろう。

エルサルバドルの社長は、ビットコインの暗号通貨を法定通貨にする予定だと言っています。 それは人々が家にお金を送ることをより簡単にするでしょう。 これは雇用を生み出し、正式な経済以外の何千人もの人々に金融包摂を提供するのに役立ちます。
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-フシトゥア卿(@LordFusitua) 2021年6月7日

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