ビットコインマイニング、中国からのマイナー流出の影響から回復か
2021-10-05 15:44:00
ビットコインのネットワークは、今年前半の中国の取り締まり強化に伴う混乱を経た後、ハッシュパワーの回復が進んでいるようだ。
オンチェーン分析プロバイダーのグラスノードの10月4日のレポートによれば、中国での規制強化を受け、5月にハッシュパワーの50%がオフラインになったにも関わらず、ビットコインのハッシュレートが大幅に回復した。ハッシュレートは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)ネットワークの総計算リソースとなるものだ。
グラスノードは、ハッシュレートと採掘難易度の両方が「一貫した回復への道」にあると指摘している。
7月後半に採掘難易度は底を打った後、39%の増加となっており、中国からのマイナー流出以前の水準にまで回復しており、今週はさらに難易度が上昇する見込みだ。
Bitcoin mining difficulty: Glassnode2020年5月の半減期イベントでブロック報酬が12.5BTCから6.25BTCに減少したが、マイニングの収益性は大幅に向上している。
グラスノードによれば、現在1日あたり4000万ドルというマイニング収益性は、2020年5月の半減期前から275%増加し、2020年6月の最低値である600~800万ドルから約630%増加した。
「マイニング市場の劇的な変化、複数にわたる大きな価格調整、2020年5月の半減期イベントにもかかわらず、ビットコインのブロック報酬の価値は上昇し続け、イノベーションや回復するためのインセンティブを生み出している」とレポートは付け加えている。
Bitcoin mining revenue:…
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