地合いが好転、5万ドルが見えてきたビットコイン【仮想通貨相場】
2021-10-05 08:05:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
5万ドルが見えてきた
昨日のBTC相場は堅調地合い。朝方に49,000ドル(約545万円)台に乗せると、一時47,000ドル(約520万円)を割り込んだが、今朝方49,000ドル台半ばまで上値を切り上げている。BTCは、SEC委員長のETF容認発言やFRB議長のBTCを禁止しないといった発言もあり4万ドル(約445万円)から48,000ドル(約535万円)に上昇すると、9月下旬から2倍以上に上昇していたAXS(アクシー・インフィニティ)が更に値を伸ばしたこともあり、49,000ドル台に上昇した。その後、日本株の下落もあり上値を抑えられると、債務上限問題で米債金利が上昇したことを嫌気して米株が下落、BTCは一時47,000ドルを割り込んだ。バイデン大統領の「共和党の協力がなければデフォルトもあり得る」との発言に米株は続落するも、イエレン財務長官発言時と異なり、BTCは49,500ドルまで反発した。Facebookやインスタグラム、ワッツアップなどのSNSで大規模な障害が発生、TwitterでブロックチェーンベースのSNSを求める声が広がったことがBTC上昇に繋がったといった指摘も聞かれた。