エルサルバドル、ビットコイン信託の利益で動物病院設立へ

仮想通貨



2021-10-11 11:45:32

BTC収益で動物病院を設立へ

エルサルバドル政府は9日、ビットコイン(BTC)の価格上昇に伴い発生した400万ドル(4.5億円)相当の利益を活用して、動物病院を設立する方針を明らかにした。同国のビットコイン信託で運用する米ドルを出資し、ビットコインは売却しない。

同国のナジブ・ブケレ大統領は9日、SNS上で計画を発表。「Chivo Pets」と呼ばれる施設は、12のクリニックと4つの緊急外来と手術室や、リハビリエリアなど幅広い機能を兼ね備える予定だ。

そこで、そのお金の一部をこれに投資することにしました。

私たちのすべての毛皮のような友人のための獣医病院。 含まれるもの:

12の基本的なオフィス
4つの救急クリニック
4手術室
リハビリテーションエリア
分離
入院
回復

従う… pic.twitter.com/Puq6bRb2Ob

-ナジブ・ブケレ🇸🇻(@nayibbukele) 2021年10月10日

ブケレ大統領によれば、エルサルバドル政府はFIDEBITCOINと呼ばれるビットコイン導入のための信託を運用しており、米ドルとビットコインを保有する(会計上は全てドル建で計算)。同信託を運営する国有企業であるChivoはBandesal(エルサルバドル開発銀行)に運用するビットコインを決済するシステムとなっている。

ただ、直近のビットコイン高騰に伴い、4.5億円(400万ドル)の含み益が発生。会計上は全てドル建で計算するため、Chivo社は同量のビットコインを維持し、利益分と同等の米ドルを利用することで、信託の金額に影響を与えることなく、400万ドルを利用することが可能になった。こうして動物病院の設立に至ったという。

同国のビットコイン信託の設立は8月末に発表されたばかりで、報道時点では160億円規模にのぼっていた。同ファンドの設立は世界で初めて仮想通貨の法定通貨化を認めるビットコイン法に含まれている。

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