元ソース<イーサETF誕生に期待高まる:オプション取引データ
2021-10-21 18:00:01
オプショントレーダーたちは、暗号資産イーサ(ETH)への長期的な強気の投資に関心を向け始めている。アメリカ初のビットコイン先物ETFに続いて、イーサ価格に連動するETF(上場投資信託)が登場するという期待が広まっているためだ。
データによれば、イーサに対する限月の長いアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)コールオプションへの需要が高まっている。イーサのスポット市場価格をはるかに超える権利行使価格を持つ、強気の投資である。
シンガポールにある取引企業QCPキャピタル(QCP Capital)によれば、2022年3月25日に満期を迎えるイーサの1万5000ドルのコールが、大きく買われている。これは、現在のスポット価格よりはるかに高いものだ。
イーサはここ3日間、ビットコイン(BTC)が約6万7000ドルまで値上がりしたのに続いて、4000ドル超えで取引されている。
ビットコイン先物ETF登場で高まる期待
市場の「長期的な関心は、BTC(ETFのアメリカでの)リリース後に、ETH ETFへの期待が高まり、それにETH 2.0へのアップデートも相まって、BTCからETHへとシフトしているようだ」と、QCPキャピタルは19日、同社テレグラムチャンネルで指摘した。
暗号資産デリバティブ取引所デリビット(Deribit)が提供するデータによれば、権利行使価格が1万5000ドルのコールオプションは、2022年3月に満期を迎えるすべてのオプションの中で、未決済の建玉が最も多くなっている。
イーサETF誕生に期待高まる:オプション取引データ