リップル社、中東地域で初のODL導入へ

仮想通貨



2021-10-26 16:57:01

中東初のODL導入事例

リップル社は26日、中東地域のブロックチェーン企業Pyypl社が暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)を利用するODLを導入することを発表した。まずはアラブ首長国連邦(UAE)での国際送金で利用する。

ODL(オンデマンド・リクィディティ)はリップル社の提供するプロダクトの一つ。従来の国際送金では現地通貨を事前に保管しておく必要があるが、仮想通貨XRPをブリッジ通貨として利用することで、送金コストの削減や時間短縮などにつながるとしている。

XRPが現地に到着した際に、法定通貨と交換する仕組みとなっている。

リップル社によれば、中東・北アフリカ(MENA)領域は世界でもTOP2に入る送金市場を誇っており、2020年にはサウジアラビアとアラブ首長国連邦だけでも780億ドル(8.8兆円)規模の送金額を記録した。

また、2021年も送金市場は好調で、リップルネットを使用した送金総額はすでに2020年の4倍を超えている。UAEなどではブロックチェーンや仮想通貨に肯定的な政策を進められており、進歩的な規制環境を持つという。

今回の提携では、ブロックチェーン技術を活用しながら国際送金を提供するPyypl社がODLの利用を表明。まずはアラブ首長国連邦(UAE)での国際送金から開始し、長期的にはMENA領域で導入していく見込みだ。

リップルネットのAPAC(アジア太平洋)・MENA領域のマネージング・ディレクターであるBrooks…



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