SEC、米国でのステーブルコイン規制を主導か＝ブルームバーグ報道
2021-10-26 12:59:08
米国の規制機関は、証券取引委員会（SEC）がステーブルコイン分野の規制を主導することに同意しているようだ。
ブルームバーグの26日の報道によると、SECとほかの米国の規制当局とは、SECがステーブルコインの規制を主導することで合意したという。
匿名の関係者の話によると、ステーブルコイン分野におけるSECの重要な権限は、今週に発表される予定の財務省のステーブルコインレポートで正式に明記されるという。
またこのレポートでは、商品先物取引委員会（CFTC）と財務省のステーブルコインに関する管轄も明確にされるという。
ステーブルコインの規制に関しては、今年7月、財務省が主導して大統領ワーキンググループが設立され、議論されてきた。このワーキンググループは、イエレン財務長官やゲンスラーSEC委員長、パウエルFRB議長など、主要な規制機関の代表者で構成されている。
ブルームバーグの報道によれば、ゲンスラー氏は、SECのステーブルコインへの規制権限を拡大するために積極的だったという。
また財務省のレポートでは、ステーブルコインセクターの銀行預金を監督するための規制を整備するように議会に要請する内容にもなっているという。
ゲンスラー氏は今年9月、ステーブルコインは「カジノのポーカーチップのようなものだ」と発言。ステーブルコインの規制を整備する必要があると語っていた。
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