2021-10-26 11:14:29
バイナンスの件でICCに仲裁求める
ヨーロッパを拠点とする匿名の投資家は、世界最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスを相手取って、国際商業会議所(ICC)に仲裁を求めている。仮想通貨メディアThe Blockが報道した。
事情に詳しい関係者によると、この投資家は、自分の資金が2020年11月にバイナンスによって不当に清算されたと主張しており、1億4,000万ドル(約160億円)以上の補償を申し立てているという。
バイナンスは元々は香港に本社を置いていたが、現在は本拠地がどこにあるかを公開していないため、この申し立ては同取引所に関連する、世界の45以上の企業に向けられることになった。数ヶ月にわたって調整が行われていたが、スイスで手続きが開始された形だ。
国際商業会議所(ICC)とは
1919年に発足し、フランスに本部を置く民間企業の世界的な組織。日本を含め世界130カ国以上の国内委員会や、その直接会員である企業・団体より構成される。国際貿易と投資の促進、公正な市場経済システムの発展、世界経済についての提言などを目的としている。
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