カザフスタン、仮想通貨マイニングは最低でも15億ドル規模の経済活動になると予想
2021-10-31 08:00:00
カザフスタンのブロックチェーン・データセンター産業協会(NABDC)が報告書の中で、仮想通貨のマイニングは今後5年で同国に15億ドルの収益をもたらす可能性があるとの試算を示した。現在、同国における企業のデジタル通貨マイニング活動は、年間約980億テンゲ(2億3000万ドル)を生み出している。現地報道機関kapital.kz の記事によれば、NABDCのアラン・ドルジエフ会長は次のように述べている:
この980億テンゲという数字は、公式にマイニングに携わっている企業からの経済効果のみを表している。「グレー」なマイナーも考慮にいれれば、この数字が2倍になってもおかしくない。
この発言の中の「グレーなマイナー」とは、独自に仮想通貨マイニングを行っている個人のことを指しており、しばしばその法的地位が議論の対象となっている。同協会は、電力不足を防ぐことを目的に、違法なマイニングを取り締まる規制の強化を求めている。グレーなエリアに属するマイナーが同国で消費する電力は約500MWに及ぶと、ドルジエフ会長は試算する。今月初旬、カザフスタンのエネルギー省は、仮想通貨マイニング業界が消費する電力の量に制限を課す命令案を提案した。
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