ビットコイン論文(ホワイトペーパー)、初公開から13周年

仮想通貨



2021-10-31 12:00:24

ビットコイン論文公開から13周年

サトシ・ナカモトが暗号資産(仮想通貨)ビットコインのホワイトペーパーを公開してから13周年を迎えた。

匿名のサトシ・ナカモトが、ビットコインの論文:『ビットコイン:P2P電子通貨システム』を最初に公表したのは、2008年10月31日。

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P2Pで(第三者を経る必要のない)トラストレスな電子キャッシュシステムを提唱し、これまで電子キャッシュの問題点とされてきた二重支払い問題の解消を目指す暗号通貨の論文を公開した。

論文の執筆者は、サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物で、現在でもその正体は不明のままだ。一部では、複数名によるグループで使用された仮名とする説もある。

ビットコインの歴史

ビットコイン最初のトランザクションは、論文公開から約2ヶ月後の2009年1月3日。サトシ・ナカモトが、開発に携わったプログラマーのハル・フィニー氏に10BTC送金した時だ。

その後、インターネットでビットコインが徐々に普及し始めた2010年5月22日。10,000BTCと引き換えに2枚のピザ交換が行われたことで、ビットコインを利用した初の商取引が成立した。

執筆時点(2021年10月)時点のBTCレートで計算すると、この時買われたパパ・ジョーンズのピザ2枚の価値は約700億円分に相当する。歴史的な出来事であるため、ピザの価値をトラッキングするサイトなども登場している。

出典:Bitcoin Pizza Index

1万BTCを支払ってピザを購入したLaszlo Hanyecz氏は11年後、CBSとのインタビューで「10,000BTCのことは”あまり考えないようにしている”と述べた。

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