下げ止まったビットコイン インフレとリスクオフの綱引き続く【仮想通貨相場】
2021-11-12 18:00:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
11日のビットコイン(BTC)対円相場は1,581円(0.02%)安の7,403,419円とほぼ変わらず。前日の下落から一段楽し、相場は下げ止まった。
10日の米消費者物価指数(CPI)が前年比で6.2%と衝撃的な水準となり、インフレ懸念からBTCは上昇し史上最高値となる69,000ドル(≒780万円)にタッチしたが、米株が強く押すとBTCも連れ安となり反落。巨額のロスカットを伴い62,800ドル(≒720万円)まで下落した。しかし、昨日の相場は目星い材料がないなか、65,000ドル(≒741万円)を挟み込み揉み合いに終始。イーサリアム2.0のステーキングサービスであるロケットプールが2日間で1,000イーサ(ETH、≒5.4億円)を集めたとの報道で、ETHを筆頭に主要アルトコインは底堅い推移となり、BTCも上値が重くも底堅い推移だった。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
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