元ソース<イーサリアム、主要指標は弱気:リサーチ
2021-11-12 18:55:47
イーサリアム(ETH)は依然として上昇傾向だが、アクティブ・アドレス数や取引高などの指標は、価格上昇から乖離している。ブロックチェーン分析会社Santimentによると、これらは価格下落の余地を示しているという。
アクティブ・アドレス数との乖離
イーサリアムの1日あたりのアクティブ・アドレス数は10月末に67万以上のピークに達し、それ以降は減少を続けている。つまり価格上昇の動きから乖離している(上図)。
アクティブ・アドレス数はネットワークの利用状況とも言え、暗号資産の需要を動かし、価格に影響を与え得る。価格上昇とともにアクティブ・アドレス数が増加すると、上昇トレンドが確認できると言われている。そのためアナリストは、価格は上昇しているがアクティブ・アドレス数が減少している場合、価格上昇の持続性を疑問視することになる。
取引高との乖離
価格と取引高にも強い乖離があり、注意すべきもう1つの理由となっている。
イーサリアム価格は変動しつつ上昇しているが、1日あたりの取引高は減少傾向にある。テクニカル分析によると、取引高の少ない価格上昇はしばしば短命に終わる。
ソーシャルメディアとの乖離
似たような弱気の乖離は、テレグラム(Telegram)やレディット(Reddit)など、さまざまなソーシャルメディアでのイーサリアムに関する会話指標にも表れている。
イーサリアム、主要指標は弱気:リサーチ